dd50ee70’s blog

計算機科学を中心によしなしごとを

2021-01-01から1年間の記事一覧

解説、ヤベー小説 (教育プログラムの評価)

前回の記事「ヤベー小説」を自分で解説するアホな記事です。しかし、JABEEの知名度が低い、と言うかほとんど0なので、あえてやります。 前回の記事はワシントン協定とJABEEを除いて全て架空の話です。全くの架空ではなく、似たようなことがそのうち起こるか…

ヤベー小説(教育プログラムの評価)

X技工第一海外事業部長品川京子は満面の笑みをもってY国持続可能循環型総合開発プロジェクト契約書を確認していた。このプロジェクトは、東南アジアのY国における、その名の通りエネルギーと資源の面で地球環境に負担をかけない21世紀らしい開発計画である。…

査読、論文の評価

編集用ポータルページを開いて、IDとパスワードを入れる。報告書作成のページに行ったらまず "accept after amendment" (修正後受理) を選ぶ。次に論文の評価だが大したことのない論文だから10段階の6くらいでいいだろう。全体の評価、内容の新奇性、表現の…

推薦入試の面接

これから何回か、試験とか評価について書いてみようと思います。人あるいは組織、事業、成果などを評価することは大切だけど難しい。評価する側になると急にえらくなってふんぞりかえるのはいただけない。適切に「良い」「悪い」を理由をつけて評価するには…

膜アルゴリズム(その3)

今回はフラット型膜構造と膜アルゴリズムならではの可能性を紹介します。 まず、下の図で示されるフラット型の膜構造を使うものです。この構造は粒子群最適化と相性が良いようです。粒子群最適化は素早く解を改善できますが、下手にやると局所解に落ち込みや…

膜アルゴリズム(その2)

今回は膜アルゴリズムを使い巡回セールスマン問題を解きます。 巡回セールスマン問題は、都市がいくつか(nとします)あり、それらを全てちょうど一回ずつ訪れて出発都市に戻る、距離が最短の経路を見つける問題です。詳しいことは例によってWikipediaにお任せ…

膜アルゴリズム(その1)

私の稼ぎ頭(論文被引用数で)の研究を紹介します。長くなるので何回かに分けて投稿します。また、これをやると身バレするのでプロフィールなどもそれなりにリアルの世界になります。 膜アルゴリズムとは何か アルゴリズムは特定の問題の答えを求めるための手…

恐れ多くも上皇陛下を遥かに拝見

自己紹介を兼ねて昔のことを一つ。 お前のような下賤の者が畏きあたりと接点があるはずがないなどと言わずにご覧ください。誠に皇恩は広大無辺、あまねく人民(おおみたから)*1を覆い給うのである。 それは私が富士通の研究所に勤務していた時、つまり昭和の…